深田氏のインタビュー その4 「水草水槽の未来」

 

 

 

タナカ  このコンテストはADAが主催のコンテストですが、ネイチャーアクアリウムってことに関してはどうですか?

 

深田   これは僕が言っていいことかどうかわからないですが、非常にデリケートな問題になってきましたね。変な言い方だけど、コンテストで評価される水槽と、天野さんが広く提唱していこうとしてた水槽にちょっと今、乖離があるんですよね。

 

タナカ  はいはい。それで数年前、審査基準が変わったり、それでも現状その乖離は見てとれますね。

 

深田   それをポジティブに捉えられる人とネガティブに捉える人と、あたりまえだけど出て来る。今のままだと、ポジティブ派とネガティブ派の距離感がなかなか埋まっていかないし、埋まるような兆しもない。だから、あの、本質は同じだと思っているんですよ。ただ、表現するアプローチの対象が違うだけで、審査員とか皆さんに評価してもらうように作るのと、これから、そういうのの興味をもって、こういう世界もあるんだね、私もおれもやってみたいって人に対する水槽と、アプローチの対象が違うんですけど、そういうことを話すときはすごく気を遣います。

 

タナカ  長くやってらっしゃる方はネガティブ派が目立ちますよね。こないだの表彰式でADA風ということを山田先生がおっしゃられてて、そういうのはやっぱり違和感を覚えるというか、じゃあ、見た目、水中感を増してネイチャーアクアリウムにすりゃあいいって話でもないような気もしますからね。

 

深田   キャリアがそんなにない中で、いろんなタイプ、僕達よりキャリアがたくさんある人達、そういう人たちが一緒に同席されてるような場所で、僕が何を言えるのかというのはすごく大変です(笑)

 

タナカ  でも、意見求められたりしますからね、マイク向けられたり

 

深田   みんなから祝福されて、非常にありがたい話だけど

 

タナカ  必然的にアンチも出る(笑)

 

 

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タナカ  そろそろこのインタビューも〆に入ろうかと思いますが、本日は重要なお話しをたくさん聞かせていただきました、最後に、今後はこの世界コンテストに対してどのような態度で向かい合うというか、なんというか

 

深田   つい二年ほど前は、コンテストで評価してもらいたいとか希望だけでやってたんだけど

 

タナカ  もう立場も変わっちゃいましたからね(笑)

 

深田   公人的な振る舞いも要求されるんですよ、生々しくリクエストされたり

 

タナカ  賞金100万受け取ってますから、それを2回、200万円分(笑)

 

深田   そういうことですよ(笑)

 

タナカ  ADAに対してはそういう振る舞いを求められるでしょうしね、やったほうがいいと思いますし、水草の仲間や、業界からも声かけられることも増えていくでしょうし

 

深田   実は、業界の方からも最近お話しをいただくようなことがあって

 

タナカ  それは、メーカーとか、ショップさんとかですか?メディアとかも

 

深田   ひとついえるのは、どれひとつ欠けてもダメってことなんですよ。僕自身もこれから水槽作っていくためにはどの人も必要なんです。そんないろんな人達のいる中でぼくがこれから、どういう方向に行ったほうがみんな一番ハッピーなのかなと考えるわけですよやっぱり

 

タナカ  ここまで来ちゃうとね

 

 

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深田   グランプリいただいたことはうれしいんだけども、コンテストだけに特化したことをやっててもしょうがないですよね。今度はいい意味でアウトプットしていかなきゃいけない。

 

タナカ  多くの人はまだ水草水槽なんて知らないですから(笑)

 

深田   幸いグランプリいただいたんで、比較的言いやすい立場ではある、聞いてもらいやすい立場でもあるんでそういうのを一番うまく活かすためには、やっぱりこう伝えていかなきゃいけないんですよね、周りの人にもこの業界だけでとどまっていないで、これまでやろうと思っていなかった自分のアトリエ以外で水槽をつくりましょうとか、子供向けに何かやってって言われたら、みんなが携わって何かできるようなことがあればいいなあと考えます。

 

タナカ  何があるでしょうね、ワークショップ、シンポジウムとかね(笑)カンファレンスとか(笑)

 

深田   中国ではすごい盛んなんです。日本では協会もないし、ADAというメーカーに皆が傾倒しているだけの状態、ゆくゆくはコミュニティというか、そういったものが必要になってくるのかもしれないなーと思ってますね。今ようやく俯瞰した目線になった

 

タナカ  俯瞰したいなあ〜まだ底辺でキョロキョロしてます(笑)

 

 

 

 

 

 

 

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| 世界水草レイアウトコンテスト | 08:13 | comments(5) | trackbacks(0) | pookmark |
深田氏のインタビュー その3「評価を超えて」

 

 

タナカ  「棲息環境の再現」「魚の棲息環境としての評価」という項目に関してはどうでしょうか?

 

深田   これもまた重要な鍵になってきますが、もう、魚を意識しましょうってことですよね。魚をただ入れるってだけじゃなくて、この魚!っていうね、この魚じゃないとダメ!この魚でもいいけど、この魚でもいいよねってのはもうダメということですよね。いかにもこの魚ってここにいそうだよねっていう、思ってもらわないと。

 

タナカ  トランスルーセントを使というアイデアはどの段階で?

 

深田   トランスルーセントはレイアウトがまだ思い浮かぶ前に、とっかかりとしてあったんですよね。

 

タナカ  魚ありきだったんですね

 

深田   トランスが、洞窟の影からスーッと泳いできてるってことが見えてるから

そのイメージに合うように自分もつくっていっただけですよね。トランスがって言うより、使う魚が過去にポピュラーに使われてないっていうのがポイントですね

 

タナカ  そこで、印象もオリジナリティも点数が加算されてますよね

 

 

 

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タナカ  「長期維持の可能性」という項目に関してはどうですか?何をして長期維持って言うのかっていうのはやり始めた人はわからないと思うんですよね

 

深田   今、残念ながら、コンテストの審査員が判断する長期維持できるかできないかは、すっきりしてるか、すっきりしてないかで、たぶん判断してると思うんです。

 

タナカ  手を入れてメンテナンスが困難を極めないかってことですよね?

 

深田   そう、メンテナンスが楽かどうかっていうので判断している。ただ、審査員の方々って言っても人間だから、第一印象が一番いい、自分がパーっとみたときに第一印象が一番いいって作品がメンテナンス性が悪いからって順位動かさないです。

 

タナカ  はい、そうそう、それは採点表を見てても感じます。やっぱ印象的なものが、なぜか長期維持も良い点数が付いてるように見えます(笑)。

 

深田   だから、審査項目で第一印象がいいにも関わらず、ランクを下げる可能性があるとすれば魚です。そういう意味では、長期維持はそんなに影響を及ぼさない審査項目だと思いますね。

 

 

 

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タナカ  採点表を見て思うのは、長期維持に関してあまり良い点がついてないものは素材がごちゃごちゃしてて、手を差し込める場所も狭く、メンテナンスが大変そうなのがあまりいい点数ついてないですね。

 

深田   ほんとうの意味では、ごちゃごちゃしてるとメンテナンスするのは大変だけども、できないことはない。

 

タナカ  できないことはないし、メンテナンスが好きな私なんかはやりがいさえ感じる(笑)

 

深田   だから、ぼくなんかは、なんで出品作品をすぐ壊さないかって言うと、それを暗にアピールしたいですね。あんなにごちゃごちゃした構図で出品しても、アクアジャーナルとかで去年の作品もありますよってなれば、審査員の方々も、一般の方も、長期維持できないじゃん〜って言ってた人が、できてるじゃん〜て思うようになる。

 

タナカ  そうですね、評価を超えてゆく作品の在り方って、いいですね。

 

 

 

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↑モニターに足をかけ客席にせり出すボーカルスタイルは、深田式腰に負担をかけないメンテナンス方法

 

メンテナンス作業の敵「腰痛」、パフォーマンスを阻害する要因を徹底的に洗い出し、効率化を図る

水槽管理は自己管理、さすがはトップレイアウアウターなのである!

 

 

タナカ  深田さんがもし、これらの審査項目を動かせるお立場だとしたら、現状の審査に加えたい項目ってありますか?

 

深田   そうですね〜今の審査員の方々って、どこどこの社長さんですとか、学者さんですとか

 

タナカ  雑誌の編集長ですとか(笑)

 

深田   クリエイティブな部分を審査してくれる人がいない、実際にレイアウトを現在自分の手で作る人がいない、もし仮に新しい審査して欲しい部分があるとすればそこらへんなんですよね。

 

タナカ  今はオリジナリティーや印象度なんかでカバーされてますが、それにしても10点という全体の1割でしか評価されてない感じがしますよね(笑)

 

深田   今のままだと、お魚とかアクアリウムをやってる人だけで、大衆に普及していかないですよね。

 

タナカ  はいはい、ビジュアルとして、新たな時代の新たな造形表現としての可能性が見過ごされてるようなね、審査員に現役のプレーヤーいないっていうね、いたとしてもそれはずいぶん昔のプレーヤーですし、今と状況が違う、旬のレイアウターが時代の空気を吸いながら素材と向かい合う実感と合致しているかどうか…。

 

深田   仮にね、天野さんだったらクリエイティブなところもカバーできるし、実際に手を動かしてる、全部あの人はカバーしてた。

 

タナカ  そうですね。

 

深田   そこらへんを動かすには、僕達まだちょっと若造なんですよ。ぼくたちが10年、20年とか、僕も生きてるかどうかわからないけど、もうちょっと時間が必要で、時間が経つと意識って自然と変化してくる。今の旧態然とした審査感覚からもうちょっと新しいものを取り入れていこうよってなってくるんで、まだ僕達自身もキャリアが足らないし。

 

タナカ  はい。謙虚に、でもしたたかに。(笑)

 

 

 

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つづく

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| 世界水草レイアウトコンテスト | 05:29 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
深田氏のインタビュー その2 「棲息域の表現」

 

 

 

タナカ  それでは、審査基準に関して、それぞれの評価項目について聞きしたいと思います。プレート圏内の鍵にもなってくると思いますが、いろいろ審査項目あるじゃないですか、一番大きいのが、魚の棲息域を表現できてますか?ってことですよね。総合点100点のうち、その半分、50点あります。

 

深田   山田先生筆頭に水中感、水中感おっしゃってて、それが前から比べたら一番大きく変更した点。

 

タナカ  過去、審査項目は変更されてます。ここで現在の審査項目をここでおさらいしておきます。

 

 

 

 

総合計点数(100点)

※作品ごとの生息環境の再現点(50点満点)と5項目の技術点(各10点満点・合計50点満点)で採点される。

 

棲息環境の再現(50点)

長期維持の可能性(10点)

技術力(10点)

オリジナリティと印象度(10点)

自然感の演出(10点)

構図と水草の配植(10点)

 

 

 

 

タナカ  この点数の半分50点を占める「棲息環境の再現」という項目ですが…

 

深田   じゃあ、みんな水の中を表現しなきゃいけないの?一番最初に戸惑うところだと思うんですね。

 

タナカ  水中感ってなんだ?何をして水中感って言うのだ?っていう。

 

 

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深田   それまではアリゾナの砂漠とか表現されてる作品なんかあったりしましたね。

 

タナカ  あれ、笑ったな〜、あれ、好きか?っていうとあれだけど、表現の幅をかんじさせてくれた。

 

深田   我々は陸上に生きてる者なので、インスパイアされるような景色とかモチーフなんかは陸上から取り入れることってすごくたくさんあるし、実際表現も陸上を模した表現もたくさんある。

 

タナカ  じゃあ、どうしたらいいのか?水中感を表現しろって制限されてしまって。

 

深田   コンテストに限った話で言えば、これはもう自分の価値観を一つ持つしかないんですよね。それがこの項目の鍵の一つだと思いますが、要は作って、作品から受ける印象でドライに感じるかウェットに感じるか。

 

タナカ  おおお!

 

深田   レイアウトから受けるイメージがドライっぽい印象のレイアウトなのかウェットな印象を受けるレイアウトなのか、それが一つの線引なんですよ。もちろんウェットな印象を与える、審査員が見てウケる、そういうレイアウトを意識しないといけないですよね。そういうこと考えると、わかりやすく言えば、その時点で、アリゾナの砂漠は

 

タナカ  ドライなレイアウト、選外になりますね。

 

深田   はい、同じ陸上表現しているのに、森を表現、屋久島の森を表現すればそれはドライですか?

 

タナカ  ウェットです。

 

深田   そこらへんで、線が見せてきませんか?

 

タナカ  見えてきますね。

 

深田   ドライ派のレイアウトなのか、ウェット派のレイアウトなのか

 

 

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タナカ  たとえばグランプリ作品、石がドーンだけではダメでそこから蔦が垂れている。ウェットですよね。

 

深田   そういうエッセンスを確実にレイアウトに盛り込んでいく。水中なのか、陸上なのかって考えだすと、すごく自分の表現を狭めちゃうし視野も狭くなっちゃうから、それぞれ自分の基準を持つべきだと思って、ぼくはそのようなことを意識して作るようにしてますね。

 

タナカ  ドライ感、ウェット感、とても分かりやすい良いキーワードですね

 

 

 

つづく

 

 

 

 

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| 世界水草レイアウトコンテスト | 06:16 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
深田氏のインタビュー その1 「扉を開ける鍵」

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タナカ  今回は、表彰式もパーティーもあってよかったですね。世界コンテストの5位以内、私も含めますと3人も日本人がいるという、長らくトップをとれなかった時代もありましたから感慨もひとしおです。まあ、あらためまして、深田さん、前人未到の二冠おめでとうございます!

 

深田   ありがとうございます。本音を言うと…

 

タナカ  本音お願いします!(笑)

 

深田   グランプリをとる予定は実のところなかったんです。変な言い方かもしれないけど一歩下がって、必要以上に細かく完璧に作りすぎなくて、抜くところは抜いちゃう。

 

タナカ  はい、ガッチガチのドヤ作品にしない(笑)

 

深田   未完成っぽくみえちゃってもいいや、ぐらいの意思。

 

タナカ  はいはい。

 

深田   完璧に表現しようと思ったら、いろいろアレンジの仕方はあるんだけど、石にしろ草にしろ、ちょっと抜いた。

 

タナカ  抜いたら、

 

深田   抜いたからかえって良くなっちゃって(笑)

 

タナカ  ですね〜(笑)

 

深田   ガチガチで最後までいききっちゃったら、ちょっともうトゥーマッチというか

 

タナカ  その抜き具合が、見てて疲れるような作品に陥らず、グランプリとして評価されちゃった(笑)

 

 

 

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深田   グランプリの扉を開けるにはいくつかの鍵が必要で、毎年一つづつか、ふたつづつ鍵を貰えるじゃないですか、使える鍵、使えない鍵。

 

 

タナカ  コンテストでは何か評価されるのか、出品してみて、自分の作品に具体的な数字順位がついて、何が良かったのか、何が悪かったのか、出品作品の一回一回のフィードバックでその鍵が貰えますね。

 

 

深田   100位以内に入る鍵、そんなに大きな扉じゃないですよ。プレート圏内(27位以内)の鍵、それもそんなに大した鍵じゃないけど、7位よりも先の鍵っていうのは銀行にあるような重たい扉をギ〜〜〜〜っと開けるような、そこから先の鍵は出品してみた手応えで感じて手に入れるしかない

 

 

タナカ  貴重な鍵ですね。7位よりも先の鍵、具体的にお聞きしたいです。今なら無料でご教授お願いします!

 

深田   一番簡単な鍵は、目線をとどませる所、何を見せたいのか、どこを見せたいのか、最終的に目線がそこで定まる所、必ずわっかりやすくひとつ作る。

 

タナカ  必ずわっかりやすく!なるほど!

 

深田   じゃあ、全部壁で真ん中にひとつ穴開けて見てくださいじゃなくて、そこに自然に目線が誘導するように、布石を打っといた上で最後はここに着地する。

 

タナカ  深田さんの作品でいうと、この部分ですよね

 

 

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COPYRIGHT © 2016 AQUA DESIGN AMANO CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

 

 

深田   カツキさんのはね、2つあるんです

 

タナカ  ほんまや!2つある!

 

深田   1つでいい!

 

タナカ  先に言ってよ〜〜〜!

 

 

 

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COPYRIGHT © 2016 AQUA DESIGN AMANO CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

 

 

 

深田   それがひとつの鍵

 

タナカ  ではふたつめの鍵もついでにお願いします!

 

深田   一番最近見て、残念だな〜この人、と思うのはレイアウトが重い

 

タナカ  なるほど〜〜!

 

深田   作り込みすぎたり、細かい造作をやりすぎて全体的にトゥーマッチになってる

 

タナカ  そっかそっか、それありますね、大事な鍵ですね。では、もってけ泥棒〜!で、3つめの鍵を頂戴願いします!

 

深田   3つめの鍵は、攻めてることですね。

 

タナカ  はいはいはいはい。

 

深田   奇抜なことをやれってことじゃなくて、王道のネイチャーアクアリウムでもOKだし、ジオラマチックな表現でもいいんだけど、今までたくさん作品が出てきてるじゃないですか、ああ、またこれだなってって捉えられちゃうと損だから。

 

タナカ  飽きてるレイアウトとかもあるしね。

 

深田   前に見たことある作品かもしれないけど攻めてるところ、チャレンジしてる所、新しい表現、新しい見せ方、新しい素材の使い方なんでもいいから挑戦してる 挑戦してるってことは失敗するリスクも伴っているんだけどリスクを負ってでも、チェレンジしたってことはその時点で審査員は「こいつ本気だ!」って認識してくれる。

 

タナカ  本気!(笑)

 

深田   少なからず本気でやってるってのを、見る人にとってはやっぱり評価できる。

 

タナカ  やってるな〜こいつと(笑)  

 

深田   よく似たものとか、真似っことか、そういうのは全部守りになりますからね。それだと完全に保守的になっちゃうから、似たものもOKだし、真似することもわるいことじゃないけれども、それにさらに、オリジナリティを盛っていくというか。

 

タナカ  はい、なるほど、わかりました。3つの貴重な鍵ありがとうございます!

 

 

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次回へ続く

 

 

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| 世界水草レイアウトコンテスト | 12:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
グランプリの扉

顧問のタナカカツキです

 

 

 

 

 

 

前回にひきつづき、世界水草レイアウトコンテストの記事です

 

水槽学部では毎年このコンテストに応募しております

顧問も部長も今年で6年目になりました

 

 

 

 

雑誌「アクアジャーナル」でコンテストのトップランカーの記事があります

その中で「コンテストで入賞するためには何か秘訣はありますか?」という質問が

各トップレイアウターにされております

顧問は「秘訣はあります」と答えました

 

レイアウトコンテストにおいて、まだ多くの方が知らない、意識していないことがあるわけで

その技術、考え方を伝えようとすると2時間以上のトークになります

誌面には収まりきれません

 

 

今回グランプリをとった深田さんも誌面では

「客観性を持って水槽と向き合いレイアウトを制作しています」

とお答えですが、具体的な深田レイアウト技法は誌面では展開されておりません

 

「レイアウトの秘訣」

それだけで特集を組めるほど熱い思いや細かい技法があるはずです

 

 

 

 

トップレイアウターがあたりまえに実行している知識を得れば

コンテストの順位は大幅にアップし

レイアウトの楽しさをランキングという手応えで感じられることだと思います

 

きっと以前より水草水槽は楽しくなることだろうと思います

 

 

 

 

コンテストに向けたコンテストのための作品作りを応援するために

顧問は、深田さんに「レイアウトの秘訣」についてインタビューをいたしました

 

二冠をとった深田さんは、グランプリ水槽の作り方を絶対知ってます

「グランプリの扉」題し、数回にわたって

深田さんへのインタビュー記事をアップしてゆきたいと思います

 

 

 

 

これを読めば、あなたの出品作品は一桁ランクアップします!

 

どうぞ、次回をお楽しみに

 

 

 

 

 

 

 

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| 世界水草レイアウトコンテスト | 06:57 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
自然の原理に触れながらデザインを学ぶ

顧問のタナカカツキです

 

 

 

 

大自然と溶け合う体験をしたい

 

 

 

そんな想いから、旅をされる方、登山をされる方、ヨガや瞑想

昆虫採取や陶芸、野菜を作ったりすることなんかもそうかもしれません

それぞれのやり方で、それを人は楽しんでおります

 

 

 

 

そんな体験を

なんとか都市型生活の中で実現できないか

 

 

 

 

 

顧問が出会ったのがサウナと水草水槽です

 

 

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荻窪「なごみの湯」のダイニングには水草水槽がある ↑

 

 

 

 

 

 

サウナがほんとに気持ちよくなるまでには

あの冷たい水風呂に慣れることが最初のステップです

慣れるにはそれなりの歳月を要します

 

 

 

 

水草水槽

ストレス無く楽しめるようになるには

それなりに知識と経験による積み重ねを要します

 

 

 

 

水草をレイアウトする

 

 

本来それは自由に

キャンバスに絵の具を塗るように

自分の思い通りに遠慮なくやればいいのですが

水草は生きており、それぞれ生育条件が異なるので

そこで自然科学的な知識、経験による手応えや成長予測が必要となるのです

 

 

 

 

思い通りにレイアウトしたい

自然素材を自在に使いこなしたい

レイアウトの腕を磨く必要があります

 

 

 

 

 

 

どうすれば水草が生き生きと育ち、且つ

水槽の中に美しさを持ち込むことができるのか

知りたい、やってみたい、腕を磨きたい

 

 

 

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世界水草レイアウトコンテストというものがあります

水槽メーカーADAが主催するレイアウトの世界コンテストです

レイアウトにはさまざまなスタイル、考え方があります

ADAはネイチャーアクアリウムを提唱しており

水槽の中に美しさを持ち込むレイアウト技法、その中のひとつのアプローチですが

参加することで豊富な知識や経験を仲間とシェアできる

2016年現在、最も注目される世界コンテストということができます

 

 

 

 

 

 

 

この世界コンテスト、上位入賞作品なんかをみていると

気づくことがあります

 

 

 

 

 

このコンテストはアクアリウムの世界だけの話ではなく

これはもう、園芸、絵画、デザインの世界

 

 

 

 

 

水槽に魚は泳いでいるものの

やっていることは素材のレイアウト、アイデアから始まる図案

上位者の多くがクリエイティブに携わるお仕事をされていることにも

そのことがうかがい知ることができます

 

 

 

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私たちデザイン学部としては、この世界コンテストを無視するわけにはいきません

 

 

 

自然素材を具材として生きた図案を創造する

京都精華大学水槽学部(架空)の水草ブログでは

これまでもコンテストに関する記事をアップしてきました

 

そしてこれからもひきつづき

バンバンアップしてゆきたいと思います

 

 

 

 

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前人未到の二冠に輝いたグラフィックデザイナー兼水景クリエイター深田氏のインタビューも現在準備中!

 

どうぞ、お楽しみに!

 

 

 

 

 

 

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| 世界水草レイアウトコンテスト | 07:13 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
学校水槽メイキング2016 探究5

こんにちは、部長のマックスです

 

 

 

「学校水槽メイキング2016 探究4」からの続きです

 

 

 

いよいよ撮影

 

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微調整して

 

 

 

 

 

パシャリ

 

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©Aqua Design Amano

 

「精風」

世界水草レイアウトコンテスト2016 43位  

 

 

 

 

 

今年はグラフィックデザインコース教員の

豊永先生に撮影してもらいました

 

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豊永先生、ありがとうございます!

 

 

 

 

 

写真で一覧しながら

制作工程を振り返ります

 

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©Aqua Design Amano

 

 

 

 

 

 

今年の京都精華大学水槽学部は

「剥き出しになった岸辺の根」に着想を得て

「グッとくる魚の棲家」を表現すべく

「根のデザイン」にチャレンジいたしました

 

 

 

 

目指したのは

人の目を惹きつけながらも

 

作品アップ3.jpg

 

魚が落ち着いて暮らす棲家

 

 

 

 

 

その水景を通して

 

自然の大きな力に翻弄されつつも

力強く生きようとする生命の力を描く事

 

 

 

 

 

今年、水槽学部が掲げた

 

作品アップ2.jpg

 

このテーマに対して

 

 

 

 

 

少しでも近づく事が出来ていたら

 

作品アップ1.jpg

 

嬉しく思います

 

 

 

 

今後も

「新しい表現の探究を美大がせずしてどこがするのだ!」の精神で

コンテストに向けて制作してまいります

 

 

 

協力いただいた皆さま

応援頂いた皆さま

ありがとうございました!

 

 

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| メイキング | 12:03 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
学校水槽メイキング2016 探究4

こんにちは、部長のマックスです

 

 

 

前回、「学校水槽メイキング2016 探究3」からの続きです

 

 

 

流木でのレイアウトが完成したら

 

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いよいよ、植栽です


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全体に霧吹きし湿らせたら

 

 

 

 

 

ウィローモス

 

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流木へ チョン

 

 

 

 

 

ニューラージパールグラス

 

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ソイルの上へ ポン

 

 

 

 

 

ピンセットハサミは使わすに

手でちぎっては置くだけの

簡単植栽

 

<注意>

モスは流木に巻きつける時と同様に

細かくして薄く満遍なく貼り付けた方が綺麗に活着するかと思います

学校水槽で厚めに植栽した箇所は後々剥がれてきてしまいました。

 

 

 

 

 

流木水中ボンド

 

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石組みで使用したパテを水草で隠すことも忘れずに

 

 

 

 

 

 

 

植栽が終わったら

 

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数センチほど注水し

 

 

 

 

 

ガラス蓋をして

 

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ミスト管理開始

 

 

 

 

 

ミスト管理中の水槽は外から見ると

 

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結露で中が見えません

 

 

 

 

 

状況が把握できないので

 

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不安になりますが

 

 

 

 

 

ミスト期は

蝶でいうサナギの期間

 

 

 

 

 

1ヶ月もすれば

 

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その結露で曇った水槽の中では

 

 

 

 

 

変化が見られるようになります

 

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新芽が展開し

 

 

 

 

 

 

 

活着したモスは

 

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伸長しはじめ

 

 

 

 

 

 

石と流木で殺風景だった水槽内が

 

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勢いづいた緑で満たされていきます

 

 

 

 

 

ミスト開始より

2ヶ月半ほど見守ったら

注水

 

 

 

 

 

水をまとい

新しい姿に生まれ変わった水槽は

 

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ミスト期とは違った輝きを見せてくれます

 

 

 

 

 

 

 

日々観察し 

 

1.JPG

 

換水 トリミング

 

 

 

 

 

 

撮影に向けて

 

3.JPG

 

少しづつ調整

 

 

 

 

 

 

 

白砂で全景を整え

 

5.JPG

 

最後に背景にロタラグリーンロタラインディカロタラワリッキーを植栽していきます

 

 

 

 

 

 

仕上げをして

 

IMG_1729.JPG

 

撮影をむかえます

 

 

次回最終回にて

撮影、総括いたします

 

 

続きます

 

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| メイキング | 16:06 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
学校水槽メイキング2016 探究3

こんにちは、部長のマックスです

 

 

 

前回、「学校水槽メイキング2016 探究2」からの続きです

 

 

 

「グッとくる魚の棲家」をデザインするために

モチーフとしたのが

 

IMG_0883.jpg

 

増水によって土が削り取られ

むき出しになった岸辺の根

 

 

 

 

スケッチを元に

制作していきます

 

スケッチ02.jpg

 

スケッチ:カツキ顧問

 

 

 

 

 

まずは

いつもの様に

ペナック(おまじない)

 

IMG_2349.JPG

 

サラサラ

 

 

 

 

 

袋入り軽石

 

IMG_2355.JPG

 

ポンポンッ

 

 

 

 

 

大まかに土台となる石を組んでいきます

 

1.JPG

 

トントントンッ

 

 

 

 

毎年繰り返される立ち上げの作業は体に染み付いているので

流れるように進んでいきます

 

 

 

石の質感の方向

配石方法

影をデザインしていきます

 

2.JPG

 

自然感を意識し

 

 

 

 

 

 

消失点に向かって目線を誘導する流れを演出

 

3.JPG

 

最終的にはほぼ見えなくなる箇所ですが

こういう土台づくりへのこだわりが良い作品づくりにつながると考えます

 

 

 

 

 

このあたりも同じみの作業ですが

石の間に綿

 

_MG_7861.JPG

 

ソイルもれ防止 バクテリア繁殖領域確保

 

 

 

 

 

 

積み上げた石の上に

 

IMG_2510.JPG

 

流木を配置

 

 

 

 

風雨に耐えるべく

力強く岩を抱きかかえ

 

水や養分を求めて

枝分かれし広く伸びてゆく

 

たくましく生きているであろう植物の姿を想像しながら

根をデザインしていきます

 

 

 

 

根のデザインは

 

IMG_0748.JPG

 

市販の流木と山で採集した倒木の根を組み合わせて行なっていきます

 

 

 

 

 

 

 

水中ボンドを使って接着し

 

名称未設定 1.jpg

 

固まるまでテープで固定

 

 

 

 

 

 

調整の必要があれば

 

IMG_0874.JPG

 

引き剥がし

 

 

 

 

 

 

 

位置を修正し

 

IMG_0873.JPG

 

再度、接着

 

 

 

 

 

 

 

試行錯誤を繰り返しながら

 

IMG_0749.JPG

 

密度をどんどん上げていきます

 

 

 

 

 

 

それを2ヶ月ほど続け

 

IMG_0875.JPG

 

根の密度によって

 

 

 

 

 

 

 

水槽に入れた手が抜けなくなったら

 

IMG_0891.JPG

 

筆を置くサイン

 

 

 

 

 

 

 

根のデザイン

 

IMG_0892b.jpg

 

完成

 

 

 

次回は

植栽し、ミスト管理していきます

 

続きます

 

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| メイキング | 18:13 | comments(8) | trackbacks(0) | pookmark |
学校水槽メイキング2016 探究2

こんにちは、部長のマックスです

 

 

 

「学校水槽メイキング2016 探究1」からの続きです

 

 

 

昨年の反省を踏まえ

「オリジナリティと印象度」だけでなく

「自然感の演出」「生息環境の再現」などにも意識を広げた作品にするべく

 

「グッとくる魚の棲家」をテーマに制作を進めます

 

川.jpg

 

今回、参考にしたのが

フィールドワークで年に何度も訪れる

京都北部に流れる清流

 

 

 

 

山間部では気候の変化が激しく

 

横根.jpg

 

川の水量の増減も激しく変化します

 

 

 

 

山間部の川岸で多く見られるのが

増水時に土が削り取られ

根がむき出しになった

岸辺の風景

 

IMG_3249.jpg

 

普段は隠れて見えない根が顔を出し

その根が暗がりを作り出しています

 

 

 

 

 

その姿は

自然の大きな力に翻弄されながらも

力強く生きようとする植物の生命力を感じさせ

 

IMG_0884.jpg

 

さらには、外敵から身を守る砦のようでもあります

 

 

 

 

 

この造形こそ

人の目を惹きつけ

かつ、

魚が落ち着いて暮らす棲家になるのではと考え

 

IMG_0883.jpg

 

今年の作品のモチーフにする事に決めました

 

 

 

 

 

 

カツキ顧問によるスケッチ

 

スケッチ02.jpg

 

 

 

 

 

 

 

ここから

 

IMG_0873.JPGIMG_0891.JPG

 

根と向き合う時間がはじまりました

 

 

 

続きます

 

 

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